
長野県伊那文化会館にて、「かみ派の美術―諏訪につどった前衛たち 1969−1974」が開催されます。
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1960年代後半、日本社会では制度や価値観への疑問が高まり、美術や芸術の世界でも表現や制度のあり方が大きく揺らぎ始めました。長野県諏訪地域には、絵画や彫刻といった物質的な作品から距離をとり、「ことば」や「行為」を通じて哲学的に社会と向き合おうとする前衛たちが集いました。
当時、下諏訪町には観念美術を提唱していた松澤宥がおり、全国的にも注目されていました。そのため、これまで彼らの活動は松澤宥を中心に語られてきましたが、本展では、個々の作家やイヴェントに着目し、残された作品や写真、書簡、資料などを手がかりに、それぞれの表現や関係性を紐解きます。諏訪の豊かな自然と文化に影響を受けて彼らが試みた表現をご覧いただける貴重な機会となります。
かみ派の「かみ」は紙です。非物質な芸術を目指した彼らは、表現や記録の媒体として「紙」を使いました。「かみ派」という言葉は、当時一部の作家たちの間で使用されていましたが、彼らが名乗ったグループ名ではありません。しかし、歴史として彼らを振り返るときに、その表現や作品の多くを「紙」によってこそ辿ることができます。そこで本展では、彼らの総称として「かみ派」という言葉を用いることにしました。作品に込められた思想や交流の軌跡を感じていただければ幸いです。
(公式サイトより)
<出品作家>
松澤宥、安部ビート、あさいますお、杉村俊明、春原敏之、⾦⼦昭⼆、⻘⽊靖恭、⽔上旬、藤原和通、⽥中孝道、芦澤泰偉、宿沢育夫、栗⼭邦正、古沢宅、小林起⼀、⾚⼟類、辻村和⼦、鈴⽊裕⼦、⽥中三蔵、河津紘、ヨシダ・ヨシエ、池⽥⿓雄、林三從、斎藤俊徳 ほか
関連イベント
■トークイベント「諏訪につどった前衛たちー芦澤泰偉さんに聞く」
日時|2026/02/21(土)14:30~15:30
会場|長野県伊那文化会館 美術展示ホール内
話し手|芦澤泰偉(装丁家/出品作家)
聞き手|細谷修平(一般社団法人戦後芸術資料保存/和光大学客員研究員)、木内真由美(長野県伊那文化会館)
参加費|無料(入場料は必要)
*事前申込不要
■学芸員によるギャラリーツアー
学芸員と会話をしながら、展覧会を鑑賞できます。 日時|2026/02/07(土)14:00
会期:2026/01/31(土) ~ 2026/03/01(日)
会場:長野県伊那文化会館 美術展示ホール(長野県伊那市西町5776(春日公園内))
開館時間:9:00~17:00(入場は閉館30分前まで)
休館日:2/2(月)、2/9(月)、2/16(月)、2/24(火)
入場料:一般=500円、大学生・75歳以上=300円、高校生以下又は18歳未満無料
*身体障害者手帳、療育手帳、精神障害者保健福祉手帳をお持ちの方と付き添いの方1名は無料
主催:長野県伊那文化会館
問い合わせ先:長野県伊那文化会館
TEL:0265-73-8822
公式サイト:https://inabun.jp/sponsor/2026/01/-19691974.php