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今日の人形芸術 想念の造形
人形には不思議な存在感が具わっています。愛らしくて優美、しかし、時として不安を覚えさせる一面がそこにはあります。人は、自らを模したその姿かたちに、生をめぐるさまざまな想いを託してきました。想いが強く、そして色濃く映るほどに、人形の表情は生き生きとし、同時に生々しさを増すのかもしれません。今日では、玩具としての領域をはるかに超え、力強い造形感を根拠とする人形制作がみられるようになりました。
本展第1部では、この領域における近代化を推し進めた竹久夢二や平田郷陽、堀柳女らの今なお瑞々しい感性をご紹介するとともに、シュルレアリスト、ハンス・ベルメールが写真に刻みつけた人形への鋭いまなざしを検証します。
そして第2部では、人間の心の深層を辿りながら、そこから浮かび上がる想いの数々を人形というひとつのかたちへと結実させている四谷シモンや林駒夫、ドイツのアクセル・ルーカスらの作品を並べ、人形芸術の可能性と魅力とを探ります。25名の作家による約100点。
会期 |
2003年3月28日(金)〜5月18日(日) |
会場 |
東京国立近代美術館工芸館
東京都千代田区北の丸公園1-1
TEL: 03-5777-8600(ハローダイヤル) |
休館日 |
毎週月曜日。但し4月28日(月)、5月5日(月)は開館。5月6日(火)は休館。 |
開館時間 |
10:00〜17:00(入館は16:30まで) |
観覧料 |
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当日 |
団体 |
一般 |
800円 |
700円 |
高校・大学生 |
650円 |
550円 |
※中学生以下無料
※団体は20名以上
※東京国立近代美術館にて同時開催中の「近代日本の美術」もご覧いただけます。 |
主催 |
東京国立近代美術館、TBS、毎日新聞社 |
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