|
光州ビエンナーレの<歩き方>
ビエンナーレ開催概要
会期 |
2002年3月29日(金) 〜6月29日(土) |
会場 |
仲外公園内ビエンナーレ館
5.18自由公園
都心鉄道廃線敷地 |
開館時間 |
9:00〜18:00 |
入場券
入場券は、ビエンナーレ館入口のチケットブースで販売している。
|
1日券 |
パス(会期中有効) |
大人 |
10,000 |
30,000 |
学生 |
5,000 |
20,000 |
小人 |
2,500 |
10,000 |
|
|
|
|
Project 3 と Project 4 の会場には、チケットブースはなく、チケットの有無を問われなかった。チケットは事実上、ビエンナーレ館の入場料ということか。
ビエンナーレ館は、まる1日あればだいたい見て回ることはできて、よほど丁寧に見て回っても 2日で事足りるように感じられたので、パスはあまり「おトク」には思えないのだが...。
効率良く見て回るには
ひとまずはビエンナーレ館へ行くのがよさそうだ。ビエンナーレ館は、タクシーの運転手にもよく知られているようなので、比較的容易に辿り着けるだろう。
ビエンナーレ館では、まずインフォメーションに寄って、展示ガイドをもらうとよい。会場の地図、展示室マップなどの重要な情報はすべて掲載されている。残念ながら日本語版はなく、英語とハングル文字が並んでいるもの1種類しかない。慣れないとちょっと見づらい。
ビエンナーレ中の開館時間は、午前9時から午後6時。ビエンナーレ館、5.18自由公園は、午後6時で閉まるが、鉄道廃線敷地は出入口もない、全くの屋外なので、Project 4 の展覧会は時間外に眺めることも可能だ。ただし、照明や映像などが必要な作品は見られないが。
ビエンナーレ館以外の会場へは、無料のシャトルバス利用がいちばん確実。3つのコースがあり、発車間隔もそれぞれ異なる。展示ガイドの地図上で各コースを表す色が、バスやバス乗り場の色にも使われているのでわかりやすい。
|
|
展示ガイド。
インフォメーションブースでもらえる
|
特に、Project 3 の会場の5.18 自由公園 (Liberty Park) は、地元の人にもあまり知られておらず、また、「5.18記念公園 (Memorial Park) 」という良く似た名前の公園が近辺にあるため、間違われがちなようだ。私が乗ったタクシーも、「記念公園」の方で降ろしてくれた。地図を見せて、「Liberty Park」だと言ったのにもかかわらず。 |
カタログ
|
展覧会にカタログはつきものだが、今回のビエンナーレでは、4つの Project を別々の展覧会として扱う、という考えからか、すべての展示についてまとめられたカタログは作られていなかった。私が見た限りでは、Project 1 で1冊、Project 2 で1冊、Project 3 及び Project 4 については、ドキュメンテーションの類がなかった。1冊10,000ウォン(=約1,000円)と、決して高いわけではなかったのだが、1冊に収まっているものが欲しくて、カラフルな表紙のコンパクトなものを買った。内容的には、無料の展示ガイドに出品予定作品の写真がついただけのようなもので、5,000ウォン。こういう簡易型のカタログがあると嬉しい。「研究者じゃないんだし、カタログまでは....」と思っても、他に選択肢がないことが多い。
ただ、今回買った、その小さなガイドブック、内容はすべて韓国語。ハングル文字が読めない私は、アルファベットで書かれているアーティスト名しかわからず、写真を眺めることしかできない。それでも、見たものを思い出すのには十分だ。でもやはり英語版もあるべきではないだろうか。
|
4つのProject が載ってるのはこれだけ。B6とA5の中間のような変型サイズ。 |
なお、カタログを売っているところは、ビエンナーレ館でしか見なかった。「後で買おう」と言ってて買いそびれないように。 |
情報収集に役立つサイト
日本で出版されている旅行ガイドブックには、光州のことはほとんど載っていない。また、現在の韓国は、猛スピードで開発中で、めまぐるしく変化しているので、印刷物が追い付かない。そんな事情から、情報源としてはインターネットが最も頼りになる。
|