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村田真 原久子

カレン・キリムニック展
11/13〜12/8 GALLERY SIDE 2[東京]
 
 
カレン・キリムニック展
にこちゃんとその母といっしょに、赤坂に移転したSIDE 2を初めて訪れる。ファンタジーの世界を視覚化したようなペインティングとインスタレーションの展示。その後にこちゃんとその母は近くの公園に巡回してきた移動動物園へ、ぼくはラーメン食って仕事に。
[11月17日(土) 村田真]
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ドキュメント2000プロジェクト・2000年度活動報告会
11/18 OBP(大阪ビジネスパーク)ツイン21 ホール21[大阪]
 
 
ドキュメント2000プロジェクト・2000年度活動報告会
昨年度で終了したドキュメント2000の最終報告会と、その5年間の活動報告としてまとめた『社会とアートのえんむすび』の出版記念パーティーを兼ねた交流会を、ドキュメント2000発祥の地、大阪で開催。第1部では3つの助成プロジェクトの報告をとどこおりなくすませ、第2部では川俣正と宮島達男をゲストにアートプロジェクトについてなごやかに語っていただく……はずだったのが、いきなり川俣が文化芸術振興基本法の批判を始め、波瀾を巻き起こしてくれた。この基本法、先の参院選のさいに公明党が文化芸術政策の目玉としてブチあげ、宮島がそれを後押しして美術界で波紋を呼んでいたので、川俣の批判は宮島への当てつけでもあったのだが、それヌキでもなかなか説得力があり、おかげで会は大いに盛りあがった。くわしくは『メセナnote』17号に執筆予定。
[11月18日(日) 村田真]
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A・N・n・a Exhibition
  11/13〜25 ヴォイスギャラリー[京都]
 
 
A・N・n・a Exhibition
飛行場をモチーフにしたペインティングを描いている丸尾直子さんから案内ハガキをもらった。今回はほかのアーティストとユニットを組んで、ガソリンスタンドをモチーフにグラフィックと家具をつくり発表。丸尾さんは主にグラフィックを担当したようだが、異なる個性との出会いで、これまで埋もれていた芽が表に出てきたかもしれない。
[11月18日(日) 原久子]
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平林純展
  11/13〜18 立体ギャラリー射手座[京都]
 
 
平林純展
一旦写真に撮ったポートレイトをペインティングにしている平林純。いわゆるフォトペインティングを学生時代からやってきた。これまで、正面を向いた顔を左右に軸を横にずらすかたちで描いていた。だが、今回出品していた一部の新作は、ほとんど正面は向いているものの、手を動かしていたりとてもリラックスした感じのスナップを使っている。目鼻はほとんど見えないほどにぼかしてしまっているが、着ているセーターの毛糸の編み目をクリアに描いて強調するなどしている。私たちは、向かい合って話している相手の顔を正面からたとえ見ていても、ずっと目と目を見つめ合って話したりはしない。はねている髪の先に、無意識のうちにフォーカスが合っていたりする。フォトペインティングという技法自体に変わりはないが、描いている主題に大きな変化があった。
[11月18日(日) 原久子]
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大西伸明展
  11/6〜18 ギャラリーココ[京都]
 
 
大西伸明展
キューピー人形が透明な小さな球体の樹脂で覆われていた。目鼻の輪郭などは見えなくても、その姿でキューピーとわかる。球体の奥にある複数の球体が泡のように、透けて見える。息苦しいと思う反面、可愛いらしくもある。床は赤い薔薇の花びらのうえに同じく透明の樹脂の球体で覆い尽くされている。花びらを版としてプリントしたものと考えてもいいのだろうか。球体そのものは透明だが、ザクロの実のように真っ赤なツブツブの集合体にも見える。何か足りない気がしてならない。本人はそれが何か気づいているだろうか。
[11月18日(日) 原久子]
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長谷川直人展
  11/6〜18 アートスペース虹[京都]
 
 
「陶芸」という枠に長谷川直人の作品は入れられていることが多い。本人がどういう意識でつくっているかは別として、もっと異なる視点からも評価されていい作品をつくるアーティストだと思う。
[11月18日(日) 原久子]
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SPACE PICNIC PROJECT
  11/20〜12/2 ギャラリーそわか[京都]
 
 
SPACE PICNIC PROJECT
5人のアーティストが参加して「宇宙」をテーマに作品をつくって展覧会をした。宇宙のとらえ方は、それぞれに異なる。ミクロなとらえ方、マクロなとらえ方。
[11月20日(火) 原久子]

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第33回日展
  11/2〜24 東京都美術館
 
 
水戸に行く前に少し時間があいたので日展へ。昨年に続き、2年連続日展鑑賞の快挙。実は芸大の授業で学生に「川俣正デイリーニュース」と「日展」を見ておくようにとの課題を与えたので、どうしても見ておかなくてはならなかったのだ。といっても時間がないので彫刻・工芸・書は飛ばし、日本画と洋画の2部門しか見なかったが、それでも936点もある。それをなんと30分で見てしまった。1点2秒たらず。これはもう「見た」というより「走った」という感じ。それでもいくつかわかったことがある。具象画ばかりで抽象が1点もないことや、30年間ほとんど変わりばえしないことはもはやいうまでもないが、それ以外では、たとえば日本画と洋画は素材が違うだけで、モチーフも表現方法もほとんど同じだということ。だからテレピン油の匂いがするかしないかで嗅ぎ分けるしかない。もうひとつは、さすが腐っても日展、10点に1点は見るに耐える作品があるということ。全体では100点くらいは見るに耐えるわけだから、これは驚きだ。とまれ、来年も再来年も10年後も(まだ続いていれば)きっと変わりばえしないだろう。この大いなるマンネリズムゆえに観客は安心して足を運ぶのだ。
[11月22日(木) 村田真]
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