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山本麻矢展「桜」 |
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5/21~6/2 ギャラリーすずき[京都] |
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ギャラリーの壁に格子戸みたいな木の枠組みを設置し、手前には桜の花びら(イミテーション)がチラホラと。風流というのでもないが、こういう伝統的モチーフをサラッと使う余裕は東京では見られませんね。
[5月25日(土) 村田真]
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栗田咲子展 |
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5/21~6/2 ギャラリーココ[京都] |
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一見ありがちなペインティングだが、その荒削りなたたずまいは、小ぢんまりまとめたがる東京人にはないものですね。やっぱり微妙に違うなあ。ギャラリーを出たら、今朝、新神戸駅でばったり会った「来るべき芸術のためのワークショップ」の石黒敦彦氏と再び出会う。2度ともお互い反対方向を進んでいた。
[5月25日(土) 村田真] |
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「美しく怒れ」展 |
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4/3~7/1 岡本太郎記念館[東京] |
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akiko@shogakukanと待ち合わせ。「岡本太郎」の締切は7/5だそうだ。ぬはは。今回は油彩10点ほどに版画や立体が出ている。油彩は思ったよりも薄塗りで色数も少ない。まさに「美しく怒れ」てる。岡本敏子さんは太郎と初めて会ったとき、意外と小市民的だったと回想していたが、あらためて自宅と作品を見るとぼくも同じ感想をもつ。ますます太郎像の焦点がボケてくる。
[5月27日(月) 村田真] |
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Rainbow
by Xiong Wen Yun 熊文韻 流動彩虹 |
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5/27~6/22 fujikawa
gallery / next [大阪] |
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熊文韻が中国から日本画を学ぶために来日したのは1989年。しかし、彼女は日本画や色彩のことを学ぶうちに、とうとう紙の上に何かを描くといったこととは違う表現方法を見出してしまった。トラックに鮮やかな虹色の幌をつけ、成都からチベットまで、環境保護などさまざまなメッセージを色にたくし、長い道のりを走って、大地に拡がってゆく作品をつくった。展覧会ではその大地を使ったプロジェクト「流動彩虹」の記録写真と、新作の着せ替えのできるぬいぐるみ(?)「空空(KongKong)」を出品。空空は神出鬼没。現代の世情を象徴するようないろいろな場所に旅して写真を撮ってきたようだ。記念撮影(?)をプリントしたポストカード(150円)はなかなかカワイイ。4000円の空空にも心が動いた。
[5月27日(月) 原久子] |
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softpad
"information" |
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5/14~6/1 VOICEギャラリー[京都] |
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映像を中心に発表しているsoftpadはいつもスマート。会場の中央にタッチパネル式の画面のモニターを置き、これまでの彼らの活動を垣間見ることが可能な場をつくっていた。
[5月28日(火) 原久子] |
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〈洋画〉の青春群像 |
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4/26~6/30 東京藝術大学大学美術館 |
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芸大油画科(東京美術学校西洋画科)卒業時の自画像約100点と卒業制作約30点の展示。初代教授の黒田清輝から、青木繁(1904)、藤田嗣治(1910)、萬鉄五郎(1912)、小磯良平(1927)、杉全直(1938)、駒井哲郎(1942)、勅使河原宏(1950)、飯田善国(1953)あたりまで、時代によって様式の変化はあるものの、同サイズの「顔」が並ぶさまは壮観というか不気味というか。同展では1954年までしか出てないが、驚いたことに現在でも自画像制作は続けられ、そのコレクション総数は2800点を超すという。いちど全部並べてみたらおもしろいかも。佐伯祐三(バイオレンス系)と大沢昌助(ジャニーズ系)がとびぬけてイイ男。
[5月28日(火) 村田真] |
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藤島武二展 |
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4/6~6/2 ブリヂストン美術館[東京] |
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藤島武二といえば「日本近代洋画の巨匠」が枕詞。なのにどうもインパクトに欠ける。同年代の黒田清輝や横山大観よりも絵はうまいけれど、彼らほどの先駆性はないし、少し下の青木繁や佐伯祐三みたいに燃焼しつくしたって感じでもない。もっといっちゃえば萬鉄五郎ほど前衛的でも、安井曽太郎ほど壮麗でも、ましてや藤田嗣治ほどスキャンダラスでもない。作品も人生もなんか中途半端でヌルイんだなあ。
[5月29日(水) 村田真] |
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