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立嶋滋樹新作展 |
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5/27~6/1 番画廊[大阪] |
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立嶋の近作は風景画にも似ている。長く彼の作品を見ていなかったが、少しまえにグループ展に出品していた数点を観てから、どんな絵を描いているのか気になっていた。だから、この個展はどうしても来なくてはいけないと思った。単純な装置と言っていいのかもしれないが、画面の中に要素として直線と円や雲のようなカタチを描くことで、フラットな面をフラットなままに留めつつ、情感の豊かなものに仕上げたペインティング。小手先の器用さとは異なる「何か」をまた確認するために、次の展覧会を待つことにする。
[6月1日(土) 原久子] |
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前田雅巳展 |
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6/3~8 ギャラリー山口[東京] |
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きれいなねーちゃんがおっ立ってる。しかも歌ってくれるという。事情はよく知らないが、前田雅巳のプロデュースでデビューシングル「素敵なエイリアン」を出した桜井美奈ちゃんで、このあと記念ライブがあるらしい。なんだかワケがわからないが、とにかくおじさんはうれしかった。
[6月3日(月) 村田真]
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ミステリアスストライプ展 |
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6/3~8/24 INAXギャラリー1[東京] |
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タイトルに惹かれて行ったら染織工芸が多かった。「ストライプ」といえば全地球的・全宇宙的広がりをもつはずなのに。もっと「ミステリアス」に期待して行ったのに。
[6月3日(月) 村田真] |
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ひとりのために/NOT general |
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6/3~25 サイギャラリー[大阪]
6/8~30 MEDIA SHOP[京都]
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イチハラヒロコ、豊嶋康子、ノエル・ガプンス、アン・ゼーバッハという日本、オランダ、ドイツのアーティストによる展覧会。出品者のイチハラと豊嶋は、それぞれオランダ、ドイツで滞在制作をし展覧会を行なったことがある。イチハラとガプンス、豊嶋とゼーバッハのコラボレーション作品は、タイトルにもあるように、互いに一人のアーティストを支えつつつくられたものだ。作品を共同制作してゆく過程から出てくる差異や共通性など、さまざまな要因をはらみつつ増殖していって完成した産物といってもいいかもしれない。イチハラは今年の正月から
「わたしに英語を教えてください」という日本語で作った彼女の作品の英訳を公募するサイトをインターネット上に開設。ここにアクセスした人たちがそれぞれの解釈でイチハラ作品を英訳したコトバを作品に並記するという新たな試みもしている。http://www.table-b.net/
[6月3日(月) 原久子] |
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沈文燮展 |
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6/3~26 INAXギャラリー2[東京] |
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石とか木とか金属に電球や蛍光灯がからんで光っていて、これじゃまるで河口龍夫じゃん。じゃんじゃん。
[6月3日(月) 村田真] |
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栞展 |
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6/3~8 藍画廊[東京] |
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栞(しおり)をテーマにアーティストに作品をつくらせている。2年ほど前、北海道の公立図書館で「栞プロジェクト」がおこなわれ、実際にアーティストのつくった栞を蔵書にはさんだそうだ。でもこれはそれとはまったく無関係で、使えない栞も多い。
[6月3日(月) 村田真] |
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水の流れ、水の重なり~Settled Waters~須田悦弘展 |
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6/4~9/1 アサヒビール大山崎山荘美術館[京都] |
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収蔵品の常設展示にまじって、須田の小さな彫刻作品が美術館内に展示されている。ひっそりと果かなげに、しかし作品としての存在感を強くもった作品。どこにどんな他の作品との関係性あるいは、展示室のなかでのどんなポジションをもって作品を設置しているのかまさに宝捜しをするように、館内を徘徊する。アサヒビール大山崎山荘美術館のとっておきの収蔵品であるモネの「睡蓮」と展示室中央の丸い天窓から指し込む光とをとりこんだインスタレーションにしばらく見入る。時間を変えてまた訪れてもいいかと思った。
[6月3日(月) 原久子]
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