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展覧会レビュー

村田真 原久子

  フィリップ・ワイズベッカー展
  12/27〜1/22 amus[大阪]
 
  日本に滞在した際に視覚的な衝撃を受けたという。京都での滞在中に彼が観察した庶民的な生活のなかの、彼の目にとまった建物などのモチーフが作品として描かれている。でも、おかしなことに、日本の風景なのだが、私たちの目にはエキゾチックにうつる風景として描き出される。
[12月11日(水) 原久子]
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日下部一司展
  1/6〜18 Oギャラリーeyes[大阪]
 
  「机上静物」と「身辺風景」という言葉は、これまでもたびたび日下部の個展の際に目にしてきた。彼の視線のありかを写真を通して追体験できるのがこの展覧会だ。ガム印画という写真プリントの方法を用いてつくられた作品は、和紙と顔料を用いているため深く染みるような仕上りが美しい。そして、それらが発する変わらぬ時間の流れに安定したものを感じる。
[1月18日(土) 原久子]
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  國安孝昌展
  1/10〜2/1 ギャラリーなつか[東京]
 
 
國安孝昌展
21個の大鉢に水が張られ、そのうち7個に木の枝と小さな陶の棒を編んだ鳥の巣のようなオブジェを浮かべている。なんでしょうねえ。
[1月18日(土) 村田真]
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talk event
「オレにも見せろ、ピーター・ラビット」 ゲスト:大竹伸朗
  1/18 gm / graf[大阪]
 
 
「オレにも見せろ、ピーター・ラビット」イベント風景
普段は香川県の宇和島に生活する大竹伸朗。最近は缶バッヂを毎日つくっているといって、オーディエンスにお土産としてお手製缶バッヂが配られた。若い頃の北海道やロンドンでの生活から、最近のことまで、トークはどんどん話題を変えながら進んでいった。話は最後まで「ピーター・ラビット」に触れられることがなく終わりそうになった。イヴェント名があまりにキャッチだったので、大勢のお客さんたちが集まったのではないだろうか、と心配になった私は、質問コーナーでこの件をきいてみた。後で来ていた知人が、イヴェント名は質問が出るまで知らなかったのだと言っていた。そんなものなんだ。
[1月18日(土) 原久子]
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村上隆展 ―和子と隆―
1/18〜2/8 青井画廊[大阪]
 
  いまのような人気が出る前からずっと村上隆の作品を大阪で扱っている青井画廊。5人も入れば息苦しくなってしまうほどコンパクトな画廊。ご本人も登場するとあってオープニングは廊下にはみ出た人垣をかきわけて画廊にたどりつくといった状況だった。ちなみに、タイトルに出てくる「和子」というのは画廊主の青井さんのファーストネームである。
[1月18日(土) 原久子]
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  赤塚祐二展
  1/6〜18 コバヤシ画廊[東京]
 
 
赤塚祐二展
厚いキャンヴァスに勢いのある筆致で描かれた抽象。だけどよく見ると人の顔、ピストル、潜水艦などのかたちにも見えてくる。だけど見えてくるだけで、ほんとは純粋な抽象らしい。だけど人の顔に見える絵を「純粋抽象」と呼ぶだろうか。
[1月18日(土) 村田真]
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  原井輝明展
  1/6〜18 巷房/Space Kobo & Tomo[東京]
 
 
原井輝明展
3階ではセイタカアワダチソウを描いた絵、地下ではセイタカアワダチソウを描いた壁に学校の風景の映像を映し出している。セイタカアワダチソウの種も売っていた。この人、セイタカアワダチソウの布教者か?といぶかりつつぼくも買ったが。
[1月18日(土) 村田真]
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  祐成政徳展
  1/6〜18 ギャラリー現[東京]
 
 
祐成政徳展
円形に穴を開けた緑色のシートを張り、その向こう側の壁にピンク色の枠のドアを取りつけている。ドアを開けたら壁。なんかヘン。
[1月18日(土) 村田真]
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