アナーバー映画祭
- Ann Arbor Film Festival
- 更新日
- 2024年03月11日
ミシガン州アナーバーで行なわれる映画祭。1963年に始まり、インディペンデント映画を上映する映画祭としては北米で最も古く、一般の映画祭を含めても三番目に長い歴史を持つ。2012年現在の映画祭ディレクターは2007年に就任したドナルド・ハリソン。プログラム・ディレクターはデイヴィッド・ディネルが務める。上映作品のほとんどは短編映画で、特に実験的な作品を積極的に紹介する。毎年、審査員として選ばれた映像作家や評論家、映像キュレーターにより数多くの賞が授与される。その中には「マイケル・ムーア・アワード」や「ガス・ヴァン・サント・アワード」のように映画監督の名が付いた賞もある。また、ひとりの作家を特集するプログラムも上映され、過去にブルース・コナー、ケン・ジェイコブズ、ルイス・レコダー+サンドラ・ギブソン、ニッキー・ハムリン、ナオミ・ウーマン、ベン・リヴァース、松本俊夫の作品が回顧上映された。地域住民との繋がりが強い映画祭としても知られ、ボランティアの数も多く、会場での実務のほかに、来場作家の送り迎え、宿泊場所の提供などをしている。