ふくい国際ビデオビエンナーレ
- Fukui International Video Bienniale
- 更新日
- 2024年03月11日
1985年から99年(第8回)まで、福井市が主催して開催されたヴィデオ・アート国際展(ふくい国際青年メディアアート・フェスティバルと隔年で開催)。映像作家の山本圭吾と映像評論家の波多野哲郎が福井出身であることがきっかけとなり、地方文化行政企画として始められた。80年代バブル景気を受けて、各地でさまざまなアート・フェスティバルが行なわれたが、そのなかでもヴィデオ・アートに焦点を当てたフェスティバルとして知られる。家電メーカーによる販売戦略や自民党型の行政による地域振興、あるいはメセナ・ブームと手を携えた80-90年代型ヴィデオ・アート・ブームを担う役割を果たした。90年代に入りバブルがはじけると次第に失速し、99年に最終回を迎えた。
補足情報
参考文献
「ふくい国際ビデオビエンナーレ」カタログ,ふくい国際ビデオビエンナーレ実行委員会、ふくいメディアシティ・フォーラム,1985-1999