アートスケープ since 1995

テクノロジーと結びついた芸術、デジタル・アート、メディア・アートなどの実践に関わるオープンなプラットフォーム。1996年に非営利のメーリングリストとして始まり、現在ではアーティストだけでなく、キュレータや批評家など新たな技術とメディアに関わる美学的・政治的な実践を行なう人々が集う、いわばハブ的な存在となっている。毎週発行されるニュースレターに寄せられている論考では、折々のテクノロジーに関わる美学的な問題を取り上げており、ともすると作品ばかりが先行してしまいがちな当該分野において、歴史的な点を踏まえつつ批評・検討を行なう稀有な場となっている。そのほか、デジタル・アートのオンライン・アーカイヴ「ArtBase」では、テクノロジーの進歩に伴いその再現が難しくなる作品に対する恒久的なアクセスと美学的・批評的な検証を可能とすべく、ソースコード、ウェブサイト、ブラウザ等の収集と保全を行なっている。オフィスはマンハッタンのニュー・ミュージアム内にある。