ロンドン・フィルムメーカーズ・コーポラティヴ
- London Film-makers’ Co-operative(LFMC)
- 更新日
- 2024年03月11日
1962年から99年までロンドンを拠点に、実験映画の配給、上映、ワークショップによる作品制作活動を中心に行なった組織。ニューヨークのフィルムメーカーズ・コーポラティヴに触発され、詩人ボブ・コビングが組織していたフィルム・ソサエティー「シネマ65」から派生した。発足当初はベター・ブックス書店を活動拠点としていたが、何度か活動場所を移動した後、99年、ロンドン・エレクトロニクス・アーツ(LEA)と合併してラックス・センター・フォー・フィルム・ヴィデオ・アンド・デジタル・アーツ(現LUX)を設立した後に消滅した。60年代後半から盛んに行なわれたワークショップでは、構造映画やマテリアリスト・フィルムと呼ばれる作品、またエクスパンデッド・シネマ(拡張映画)作品が積極的に制作・上映された。会員だった映像作家に、デイヴィッド・カーティス、ステファン・ドゥオースキン、マルコム・レグライス、ウィリアム・レイバン、ガイ・シャーウィン、アナベル・ニコルソン、ピーター・ジダルがいる。