アートスケープ since 1995

ISEA（The Inter-Society for the Electronic Arts）は芸術、科学技術、教育、産業に関わる学術的な対話・交流を目的とした国際的NPO。毎年または隔年で国際会議を世界各地で実施しており、各分野の研究者・実践者にとって数少ない交流の場となっている。1988年に同名の国際会議として実施され、90年にオランダで設立された。96年から2001年まではカナダ・モントリオールに、01年から09年までは再度オランダに本拠地を構えており、09年からは英国ブライトン大学に拠点を設けている。また当該分野に関わる学術雑誌である『レオナルド・ジャーナル』とも協定を結び、相互に特集を組むなど、密接な関係を持っている。また、会議の関連イヴェントとして実施される展覧会やパフォーマンスに注目が集まることも多い。日本では02年に名古屋において、幸村真佐男、茂登山清文らを中心に ISEA2002 電子芸術国際会議「往来」が開催された。このときの関連イヴェントとして、当時芽生えつつあったラップトップベースの音楽家たちが世界各地から集うARch in ISEAが関心を呼んだ。