UIA(国際建築家連合)
- UIA (The International Union of Architects)
- 更新日
- 2024年03月11日
UIA(The International Union of Architects)は 国際建築家連合として、130万人を超える建築家を代表する組織である。1948年にスイス・ローザンヌに設立されて以来、124の加盟国・地域を持つ、建築家の職能ネットワークの非政府組織(NGO)である。世界中の建築家協会とのパートナーシップを結んでおり、日本におけるパートナーシップはJIA(日本建築家協会)があたる。UIAの主要な活動領域は、「教育」「職能実務」「設計競技」の3つであり、このうち、設計競技では、《シドニー・オペラハウス》《ポンピドゥー・センター》《東京国際フォーラム》などの成果がある。ほぼ3年に一度行なわれるUIA主催のUIA大会は、著名な建築家や技術者、研究者、学生などが世界中から集まり、「建築のオリンピック」と呼ばれることでも知られており、2011年には過去24回の大会で初めて東京(テーマは「DESIGN2050」)において行なわれた。こういった世界中の建築家が集まって全世界的な提唱を行なう大会は、過去にはほかにCIAM(近代建築国際会議)が有名である。第4回CIAMではル・コルビュジエの「輝く都市」の理念に沿うかたちで「アテネ憲章」が採択され、その後の世界の建築・都市計画に大きな影響を与えた。UIAはほかにUIAゴールドメダルの表彰などの活動でも有名であり、日本人では槇文彦、安藤忠雄が受賞している。