2020年06月01日号
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2009年08月01日号のバックナンバー

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フォーカス

SANAAの二分法的ゆがみ──ロンドンのサーペンタイン・ギャラリー2009サマーパヴィリオンを見て

[2009年08月01日号(上原雄史)]

 予算を限らずしかも野心的な公共建築を著名人に発注する施主は、いまいるのだろうか。ロンドンのサーペンタイン・ギャラリーは、その実例だ。彼らはミレニアムを境に過去10年間芸術と人の交点を広げることを目的として、ケンジントン・ガーデンの一角に仮設のパヴィリオンを建ててきた。これまで芸術家オラファー・エリアソンや建築家ザハ・ハディドなどが設計にあたってきた。今年は、妹島和世と西沢立衛の設計事務所SANAAが設計を手がけた建築家である。

周縁からの視線 北京の現代アート展をめぐって

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[2009年08月01日号(多田麻美)]

 金融危機の影響を受け、「798はすでに廃墟のよう」との噂が日本で流れていると聞いた。確かに、昨年から今年にかけて耳にした噂に景気の良いものは少ない。昨年末は、空きスペースの借り手を求める広告が目立ったし、どこそこの大手画廊が撤退するようだとか、韓国系画廊の1/3は引き揚げたそうだ、などといった風聞も飛び交った。
 しかし、本当にそうなのだろうか。確かに大手画廊のいくつかは郊外に移転したし、展覧会の告知も減ってはいる。だが、実際に北京の現代アート・スポット798、草場地、酒廠などを歩いてみると、実力を蓄えた画廊や芸術機構は、やはりそれなりに野心的な展覧を行なっていることが分かる。今回は、その一部をご紹介したい。

キュレーターズノート

ベルギー・レポート Vol.1:S.M.A.K.の市民参加型アートプロジェクト

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[2009年08月01日号(鷲田めるろ)]

 今年5月から11月まで、ベルギーのゲントに滞在している。ゲントにある現代美術館S.M.A.K.と金沢21世紀美術館との学芸員交流事業として、S.M.A.K.が街の中で行なってきた企画に関する調査や、参加型アートに関心を持つヨーロッパの作家の調査を行なっている。

artscapeレビュー

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