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2010年10月15日号のバックナンバー

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フォーカス

影、あるいはシルエットへの固執──不可知の世界の手触りを確認する(「石元泰博 写真展」レビュー)

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[2010年10月15日号(飯沢耕太郎)]

 1950年代初め、シカゴの「ニュー・バウハウス」で写真を学び、『ある日ある所』『シカゴ、シカゴ』などの代表作により、世界的な写真家として知られる石元泰博の写真展が10月9日より水戸芸術館で始まった。戦後日本の写真界にも大きな影響を与え続けている石元泰博のこれまでの作品から300点を精選した展覧会のレビューを、当webで写真展レビューを連載していただいている飯沢耕太郎氏にお願いした。

キュレーターズノート

Dialogue Tour 2010 第3回:MAC交流会

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[2010年10月15日号(坂本顕子)]

 MAC(前島アートセンター/那覇)とMAC(前町アートセンター/山口)。世の中にMACと名のつくものは数あれど、この二つのMACはいずれも日本の地方都市で活動を続ける、オルタナティブなアートセンターである(そのほかにも各地のアートセンターが略称として“MAC”を使用しており混乱をきたすので、以下便宜的に前島と前町と呼ぶ)。Dialogue Tourの第3回目となる「MAC交流会」では、前島(沖縄)の宮城潤が前町(山口)の会田大也を訪ね、その活動についてトークをする場面にオーディエンスの一人として参加した。

トピックス

《オーバー・ザ・リバー》いよいよ始動か?──クリスト&ジャンヌ=クロードの「土木」なアートプロジェクト

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[2010年10月15日号(村田真)]

 昨年11月のジャンヌ=クロードの訃報はちょっとショックだった。個人的にはインタビューや会食で数回お会いしたことがあるだけだが、それこそ学生時代からドキュメンタリー映像で何十回も目にしてきたせいか、いつもクリストに寄り添い冗談を飛ばしてる赤毛の姿が記憶に焼きつき、なんか親しい友人を失ったみたいな喪失感を覚えたのだ。そのジャンヌ=クロード亡きあと初めて実現しそうなプロジェクトが《オーバー・ザ・リバー》である(作者名は従来どおり、クリスト&ジャンヌ=クロード)。現在、実現に向けて最終段階に入りつつあるこのプロジェクトの進捗状況をレポートしよう。

アート・アーカイブ探求

伝藤原隆信《伝源頼朝像》秘めた感情と威厳の美しさ──「宮島新一」

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[2010年10月15日号(影山幸一)]

artscapeレビュー

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