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2011年07月15日号のバックナンバー

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フォーカス

ヴェネツィア・ビエンナーレの過去と未来──「社会性」のアートに向けて

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[2011年07月15日号(市原研太郎)]

 かのアルベルト・アインシュタインは、「奇跡はないか、すべては奇跡である」と語ったそうだが、東日本の大震災後に、降下する航空機の機内から眺望するヴェネツィアは、まさに奇跡の都市のように思われた。その感想の裏には、この真珠のように美しい都市が大津波に襲われればひとたまりもないというパセティックな情緒があったことは確かだ。その光景を見ていると、海に張り出した小さな狭い都市のなかで、世界一の規模を誇るビエンナーレが行なわれているとは俄かには信じがたい。

アート関係団体による震災復興支援を観る

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[2011年07月15日号(大澤寅雄)]

キュレーターズノート

3.11以降の熊本アート──坂口恭平「ゼロセンター」/トーチカ「ReBuild」

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[2011年07月15日号(坂本顕子)]

 3月11日という日以降、被災地から遠く離れた熊本のアートシーンもぐっと大きく舵を切り、まだ見ぬ世界へとスピードをあげて進み始めた。もともと、九州新幹線の全線開業を契機として、九州をひとつのフィールドと見立てるように各県のオルタナティブなアートシーンが活発化し、連携を深めてきたが、震災によってさらにダイナミックな地殻変動が起こったのだ。

アート・アーカイブ探求

杉戸 洋《two tree songs》──知覚の転換「松井みどり」

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[2011年07月15日号(影山幸一)]

artscapeレビュー

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