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2013年04月01日号のバックナンバー
フォーカス
他愛ない私たちの会話:Art Dubai 2013にて
キュレーターズノート
呉夏枝×青森市所蔵作品展「針々と、たんたんと」
[2013年04月01日号(工藤健志)]
地方で暮らしていて最近思ったこと──。青森駅の駅ビルに某有名外資系喫茶チェーン店が開店し、初日に100名を超す行列ができたそうな。それはすぐさまニュースで報道されたが、口さがない都市圏在住者からは嘲笑、揶揄の対象となり、一方、地元ではさらに話題となっていく。ふむふむ、まず周辺(=地方)は相変わらず中心(=東京)を求め、その権威との同一化を図ろうとするんだな。そのことによって中心は中心であることをより自覚し、相対的に地方を「辺境」ととらえる意識が強くなるということか。
実験工房展、風が吹けば桶屋が儲かる、WALK あるくことからはじまること
[2013年04月01日号(住友文彦)]
二つのまったく異なる展覧会を見て、特定の芸術の運動が創造的な刺激を後の時代にも与えているようなときに、そもそもそれらがどのような背景をもって発生したのかについて考えを巡らせる必要があるように感じた。