バックナンバー
2015年04月15日号のバックナンバー
フォーカス
椹木野衣インタビュー:現代美術をめぐる言語空間の現在──シミュレーショニズムから後美術まで
[2015年04月15日号(椹木野衣/松井茂)]
2015年3月、『後美術論』(美術出版社)と『アウトサイダー・アート入門』(幻冬舎新書)を相次いで上梓した美術評論家、椹木野衣氏。その旺盛な著述活動は常にわれわれを挑発している。その一方で、『後美術論』刊行直後に、美術出版社が民事再生法の適用を申請したことに象徴されるような、美術をめぐる言説の場の大きな地殻変動が明らかになった。美術をめぐる言語空間の現在と自著刊行の背景について聞いた。
キュレーターズノート
「伊東宣明《アート》」「てくてく現代美術世界一周」「京都市立芸術大学作品展」
[2015年04月15日号(中井康之)]
しばらく前に本レポートで取り上げた伊東宣明が2月から4月にかけて愛知県美術館の常設展示室に設けられているプロジェクト型のイベントスペースで新作《アート》を発表していた。そのレポートでかつて紹介した作品は《芸術家》というタイトルで、一人の女性が芸術家への道を歩もうとしている姿をドキュメンタリー風に作り上げていた。
「高齢社会における博物館の役割を考える」「高齢者とアートのしあわせな出会いセミナー」
[2015年04月15日号(坂本顕子)]
高齢化社会とアート、そしてミュージアム。気になるテーマのシンポジウムが相次いで九州で開催され、足を運んできた。そのひとつは、レスター大学のジョスリン・ドッド博士を招いた、九州産業大学主催の「高齢社会における博物館の役割を考える──英国・レスター大学の事例から」であり、もうひとつは、アートサポートふくおか主催の「高齢者とアートのしあわせな出会いセミナー」である。