2019年12月01日号
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2015年06月01日号のバックナンバー

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フォーカス

点、線から面へ──デジタルな形象に託されたもの

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[2015年06月01日号(多田麻美)]

 中国は広いので一概には言えないが、少なくとも都市部でのデジタル文化の普及は、プロセスもスピードも日本とはだいぶ異なる。例えば、中国ではワープロやビデオテープが流行した時期はごく短いか、ほとんど存在しなかった。それらを飛び越えて、いきなりパソコンやDVDの時代に突入したからだ。その後、さらに各種端末やインターネットでのダウンロードが一般化した。そしていまや、街角でふと周囲を見回すと、驚くほど多くの人がスマホ画面に見入っている。
 だが、と同時に中国はまた、インターネットを中心としたデジタル空間に強い規制がかかっている国でもある。つまり中国で「デジタル」について考えることは、とても意義深いことなのかもしれない。そこで今回は「デジタルな形象」をキーワードに、初夏の北京で見つけた作品を並べてみたい。

キュレーターズノート

CCGA現代グラフィックアートセンター「21世紀のグラフィック・ビジョン」展

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[2015年06月01日号(伊藤匡)]

 福島県須賀川市にあるCCGA現代グラフィックアートセンターは、版画を含む印刷術を使ったアート専門の美術館である。大日本印刷のコレクションの公開施設から出発して、運営母体が公益財団法人に移行し、今年開館20周年を迎えた。

杉戸洋 展「天上の下地 prime and foundation」

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[2015年06月01日号(能勢陽子)]

 杉戸洋の展覧会は、並んだり向き合ったりする大小の絵画同士の色と形態が呼応しあい、絵画をはみ出して、全体的に豊かな空間をつくり出す。杉戸は画家だけれど、いわゆるインスタレーションとも違うかたちで、空間に色彩と構成を与えて、そこを軽やかな余白を持つものに変える。

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