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2017年10月15日号のバックナンバー

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フォーカス

國府理「水中エンジン」再制作プロジェクト
──「キュラトリアルな実践としての再制作」が発する問い

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[2017年10月15日号(高嶋慈)]

 自作の空想の乗り物やクルマを用いた立体作品などを通して、自然とテクノロジー、生態系とエネルギーの循環といった問題を提起してきた國府理(1970~2014)。国際芸術センター青森での個展「相対温室」の作品調整中に急逝した國府の《水中エンジン》(2012)が、インディペンデント・キュレーターの遠藤水城が企画した再制作プロジェクトにより、2017年に再制作された。このプロジェクトに記録担当として参加した筆者が、再制作のプロセス、小山市立車屋美術館とアートスペース虹での展示、そして本プロジェクトの意義と喚起する問いについて考察する。

キュレーターズノート

名古屋の港まちをフィールドにしたアートプログラム「MAT, Nagoya」

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[2017年10月15日号(吉田有里)]

 「アートそのものは、まちを変えるためには存在していません」。まちづくりの活動と連動したアートプログラムとして挑発的かつスリリングな言葉をスローガンに掲げて走り出したMinatomachi Art Table, Nagoya [MAT, Nagoya]の活動が、港まちというどこか懐かしさの漂う、けれど特異な場所で何ができるのか。ここではこのプログラムについて、また現在開催中の、港まちを舞台にしたアートと音楽のフェスティバル「アッセンブリッジ・ナゴヤ 2017」(2017年10月14日[土]〜12月10日[日])について紹介したい。

西野達の“九州侵攻”

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[2017年10月15日号(坂本顕子)]

 「ホテル裸島 リゾート・オブ・メモリー」は、つなぎ美術館が中心となって運営する住民参加型のアートプロジェクトである。津奈木町は、野外彫刻の設置をはじめ、30年以上アートを生かした町づくりを続けてきたが、その拠点となる同館においても、廃校となった海上小学校(旧赤崎小)を舞台にしたアートプロジェクト「赤崎水曜日郵便局」をはじめ、ユニークな企画を多数実施してきた。

デジタルアーカイブスタディ

つながる世界のコンテンツ──IIIFが描くアート・アーカイブの未来

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[2017年10月15日号(永崎研宣)]

 国際的にデジタルアーカイブの技術動向として注目されているIIIF (トリプルアイエフ、International Image Interoperability Framework)。画像をはじめとするWebコンテンツを縦横無尽に公開・共有するための枠組みであり、コンテンツを利用した創造と発見の基盤となることが期待されている。仏典のデジタルコンテンツを用いた仏教学、人文情報学の研究を行なう永崎研宣氏は、IIIFはデジタルアーカイブの未来に新たな価値と幅広い可能性をもたらすと言う。IIIFの普及活動に携わる永崎氏に、IIIFとは何か、IIIFの活用事例、課題や展望をご執筆いただいた。

アート・アーカイブ探求

東東洋《花鳥押絵貼屏風》ほのぼのと味わい深い風情──「樋口智之」

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[2017年10月15日号(影山幸一)]

artscapeレビュー

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