バックナンバー
2019年02月01日号のバックナンバー
フォーカス
【デン・ハーグ】オランダのアーティストのスタジオ獲得方法
[2019年02月01日号(佐脇三乃里)]
2000年代に入り、日本では観光や地域振興と一体となり地域資源を活用したプロジェクト型のアートの祭典が全国各地域で展開されるようになった。美術館など既存のビルディングタイプにとらわれない空間を活用したアート活動は、アーティストに自らのアイディアを発展させる機会を提供するとともに、都市や地域に新たな価値を創出する機会となっている。時代とともに制度や風潮が変わりゆくなか、アーティストたちは制作のための環境を求めて移動を繰り返したり、ある時は共同体を形成することで独自のスタイルによる場を作り出している。
アーティストはどのようにしてスタジオを獲得するのか。オランダ、デン・ハーグにおける実践を歴史的な背景と合わせて紹介する。
キュレーターズノート
世田谷の8ミリフィルムにさぐる──穴アーカイブ:an-archive
[2019年02月01日号(松本篤)]
現在から過去を経由して、現在に還ってくる。
すると今まで見えなかったものが見えてくる。
そんな“もうひとつの現在”への抜け穴を、
世田谷の8ミリフィルムにさぐる。
闇に刻む光 アジアの木版画運動 1930s-2010s/アーツ前橋、5年間の実践を経て
[2019年02月01日号(住友文彦)]
ヨーロッパの近代化と比較するとき、東南アジアから東アジアに広がる地域の近代化は、民族や宗教の多様性と植民地化による影響が大きな違いを生んでいるはずである。さらに、社会が産業化する時期、独裁や社会主義政権が生まれる時期、民主化や脱植民地の運動が活発になる時期、そして資本主義の影響が濃くなる時期が各地域によって異なり、そのことが社会と芸術にも独自の相貌を与えている。
トピックス
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──artscape GINZA「AAAR Vol.1」の楽しみ方
[2019年02月01日号(artscape編集部)]
2018年に東京・銀座にオープンしたGinza Sony Park内の「artscape GINZA」では、オリジナルエキシビジョン「AAAR Vol.1」を開催中だ。気鋭のデジタルクリエイターたちによる「AR(拡張現実)」をテーマにした作品が体験できる。3DCGを軸に活躍する映像クリエイターから、プログラミングで表現を模索するジェネラティブアーティストまで、領域を横断する3名のクリエイターの作品を、自分のスマホで体験してみよう。