バックナンバー

2022年10月01日号のバックナンバー

イメージ

フォーカス

【台北ほか】ポストコロナ時代に輝く、見に行くべき台湾の現代建築選──オランダ人建築家による前衛作品をメインに

photo

[2022年10月01日号(謝宗哲)]

9月29日、台湾政府は日本人観光客のビザ無しでの受け入れを再開し、10月13日以降は入境後3日間の隔離も撤廃される予定だ。これで、いよいよ台湾へ自由に渡航できるようになる。さて、この2年半の間に隣国の風景はどんなふうに変わっただろうか。台湾を拠点にする建築家であり、日本の現代建築を紹介しながら、両国の建築文化の交流を促してきた謝宗哲氏に、台湾の最新現代建築を紹介していただく。(artscape編集部)

キュレーターズノート

国松希根太展「地景を刻む」が挑むもの

photo

[2022年10月01日号(立石信一)]

国松希根太の個展「地景を刻む」が開催されている。国松は札幌出身で白老町の飛生地区にある飛生アートコミュニティー(旧飛生小学校)を制作拠点に活動している彫刻家である。現在、飛生アートコミュニティーを恒常的に制作拠点としているのは主に国松一人であるため、小学校の体育館や校庭など、その空間全体がひとつのアトリエのようになっている。こうした自由で広大な空間を使えるからこそ生み出される世界観や作風もあるのだろう。彼は同時に、飛生アートコミュニティーの代表を務め、artscapeでも何度か紹介されている飛生芸術祭の主催者でもある。

artscapeレビュー

▲ページの先頭へ