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2014年11月15日号のバックナンバー
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建築資料のありかと現代建築史のゆくえ──「ジャパン・アーキテクツ1945-2010」展レビュー
[2014年11月15日号(戸田穣)]
11月1日、金沢21世紀美術館(以下21美)で「ジャパン・アーキテクツ1945-2010」展がはじまった。フランス・パリのポンピドゥー・センター(フランス国立近代美術館)副館長フレデリック・ミゲルーの監修による。60年以上にわたる、約150もの建物の図面・模型が展示された。その量にまず驚きたい。本展覧会の最大の意義は、これだけの長年月にわたる多くのオリジナルの建築コレクションが一堂に会したという事実そのものにあるだろう。それも21美という、現代美術館において実現したということの意義は大きいだろう。
キュレーターズノート
「3.11以後の建築」
[2014年11月15日号(鷲田めるろ)]
担当する「3.11以後の建築」展が無事オープンし、ひとまずほっとしている。この展覧会は、同時に開催されている「ジャパン・アーキテクツ1945-2010」を受けて企画したものである。
「札幌国際芸術祭」/「ヨコハマトリエンナーレ2014」/「福岡アジア美術トリエンナーレ2014」/「更紗の時代」/「成田亨──美術/特撮/怪獣」
[2014年11月15日号(山口洋三)]
この夏から秋にかけて、国際現代美術展が重なった。札幌国際芸術祭、ヨコハマトリエンナーレ2014、第5回福岡アジア美術トリエンナーレ2014。はたして、三つとも観覧した方は日本にどれくらいいらっしゃるのか? 今回は対談形式でレビューします。
トピックス
dddギャラリーが大阪・難波から京都・太秦へと移転&リニューアルオープン! DNP京都太秦文化遺産ギャラリーを併設
[2014年11月15日号(多田智美)]
2014年10月9日、DNP文化振興財団が運営する、関西の文化活動拠点「dddギャラリー」が大阪・難波から京都・太秦へと活動の拠点を移し、リニューアルオープンした。初日のプレス内覧会では、同財団理事で審査委員長を務める柏木博(武蔵野美術大学教授)から今年が初年度となる研究助成事業の審査結果の発表があった。
京都は、神社・仏閣が数多く残る伝統と歴史のある地であることはもちろん、学術・教育施設も豊富な国際文化都市。さまざまな交流や対話を通して、ここからグラフィックデザインの新しい可能性を国内外に発信しようという試みが始動した。