バックナンバー
2014年07月15日号のバックナンバー
フォーカス
思考の結晶としての住宅(「戦後日本住宅伝説—挑発する家・内省する家」展レビュー)
キュレーターズノート
淺井裕介「マスキングプラントの収穫と脱走した猫」「街なか子育て広場公開制作」/「水戸岡鋭治からのプレゼント」
[2014年07月15日号(坂本顕子)]
震災後、九州に拠点を移したアーティストたちがいる。2012年に熊本に移住した淺井裕介もその一人だ。近年の淺井の九州での活動は目覚ましく、この夏もさまざまなプロジェクトが計画されている。九州各県で展開されてきた、淺井の活動についてこの機会にまとめてみたい。
デジタルアーカイブスタディ
創造都市さっぽろ──“札幌国際芸術祭2014”の挑戦
[2014年07月15日号(武邑光裕)]
7月19日から9月28日まで「札幌国際芸術祭(SIAF)2014」が開催される。2014年を起点として、トリエンナーレ形式で開催されるアート・フェスティバルである。SIAFでは、その計画段階から開催に至るまでの膨大な事務局データをアーカイブ化してきた。当然、会期中の全プログラムを記録する作業も重要な役割を担う。本稿では、地域における国際芸術祭の目的、そこになぜアーカイブが必要だったのか? SIAFの開催目的とアーカイブの相互の関係ついて触れておきたい。