4月29/30日の両日でTAP塾の合宿を、講師に藤浩志を招き行なった。彼の仕事と考え方はアートやアート作品に関する既成概念を緩やかに解体し、しなやかで自由なアートならではの気働きがあることを痛感させてくれる。彼のOSの考えかたやずらした視点を表現にまで構築する実力のすごさを少しでも体感してもらえたらと思う。
今ではすっかり博多の夏の風物詩までに育ってしまった灯籠のプロジェクトも、もともとは休校中の学校のグランドをそのまま「原っぱ」として維持することを目指したものと言う。その核心コンセプトの秘めやかさ加減に感動し脱帽する。
のっけの講師としてお呼びして正解。個人的にもブラッシュアップされたプレゼンと話術を堪能する。