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MORI channel|水戸芸術館現代美術センター学芸員・森司によるブログ。学芸員の日常や最新のアートニュースを伝えます。
2005.1.19

順調に進む展示作業...

アーキグラム展の展示は順調に進み、いったい何を見ることができるのか関係者じゃなくても判明するまで会場が仕上がってきた。カラフルな壁に作品が掛かり、ぐっと気分もがでてきた。
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左のモノクロ版拡大コピーは今回ご協力頂いた「日本オセ株式会社」様のご厚意によるもの。


順調と言いつつも展示現場にはちょっとしたトラブル・ハプニングは付きもの。案の定、展覧会会場完成間際のアーキグラムの現場に、対処しないとならない「あれ?」といった問題が...。
ブラックライトで蛍光するはずの展示物が何故か光らない。それがわかったのが18日20時の時点。翌19日の今日、担当の高橋学芸員が19日朝から急遽手配の算段。巨大プリント7枚分の日本での出力し直しに救いの手を差しのべてくださったのが、先の「日本オセ株式会社」さま。追加出力対応の協力をして下さるとのこと。
7ピース分のデータを急いで(とってもたっぷり時間がかかったけど)準備し、東京の日本オセの本社に持ち込むことに。訳あってその大役を仰せつかったのが私(展覧会のための緊急非常事態対応故とはいえ、突然休講にしてしまった学生君たちごめんなさい。振替日は後日連絡します)。


大きなデータの切り分け他準備できるのをじりじりしながら待ち、CD5枚を受け取り、駅まで送ってもらい電車に飛び乗り、東京・愛宕地区(住所は西新橋)に向かう。今回の窓口になってくださっている東出晃氏と西山鋭氏が待ちかまえていてくださった。東出氏は出なくてはならないところをムリに都合つけて居ていただいて、データを確認したところで退席。その後は、同席していた西山氏にオセの商品特性について簡単明瞭、懇切丁寧な概要説明をしていただいた。A0サイズが1分間に10枚出せるだけでも凄いけど、システム全体がコンパクトな印刷工場みたいなもの。正しくは「最先端の大判デジタル複合システム」と言うんだそうだ。マシーンの実力を目の当たり者として感想は「感動的なまでに凄い!」。


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TDS860の入出力複合システムの全景。スキャナー、プリンター、折り機。


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なんともきれいな出力。黒の幅の広さがすごい。


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附記。1月19日の朝日新聞紙面マリオンコーナーの特集記事「人気の『ブログ』はいかが」で学芸員の仕事をチェックとこの『MORI channel』が紹介された。肩の力ぬきつつ頑張らないと。エイ!

Posted by 森司 at 01:52 | ATM

「祝!マリオン掲載」で、コメントスパムの方も千客万来(-.-;)。
そこで、ちょっと、対抗策を仕込んでみたのをテストしています。

Posted by サーバ管理人 at 2005年1月22日 19:51











*コメント掲載の可否は、編集部で検討させていただきます。あらかじめご了承ください。