アーキグラム展がオープンした1月22日。デザイナーの松本弦人さんからチラシのラフが届く。彼には4月からの「造形集団、海洋堂の軌跡」展の広報物デザインをお願いしている。「うーん、そう来たか!」と感心する切り口。プランは良いし、突いたツボも間違いない予感はする。しかし、実現するためには詰めていかなければならない課題が沢山。そこで彼の事務所で打ち合わせをすることにした。
海洋堂からお借りしている実物の「食玩」を前に、切り口についてああだこうだ。それを落とし込むメディアをどうするこうすると意見の交換。印刷+加工の問題もあるため、株式会社竹尾の担当者の方にも同席してもらう。
竹尾のウェイビーウェイビー紙。右:トラの顔が立体になっている。これがこの紙の特徴。
紙の印刷適正やその他もろもろお聞きしながら打ち合わせを終えて、今度は日比野克彦さんの事務所に移動。
前回の打ち合わせを経て、会場プランもかなり改変と拡充が為されていて、日比野さんの熱の入れようがわかり、嬉しくなる。いくつかの大事なことも確定し、弾みがつく。もうしばらくすればオーバードライブ状態になるはず。だけど、その手前の今が一番難しい時とも言える。
次回打ち合わせは、水戸の会場で現場をみながらすることに。
展示に関する打ち合わせを終えて、日比野さんと一緒に東急文化村に移動。野田地図第10回公演「走れメルス──少女の唇からはダイナマイト!」を観劇。野田20才の時の本に22才で書き直したもの。今年50才の彼はそれを再演する。衣装はひびのこずえ。