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MORI channel|水戸芸術館現代美術センター学芸員・森司によるブログ。学芸員の日常や最新のアートニュースを伝えます。
2005.3. 2

「久しぶり」なこと

○今日の1枚
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「アーキグラム」展関連書籍のカラーページの校正が届く。あいだあいだに変形の『アーキグラム』が挿入される気分満載のデザイン。刊行間近。こうご期待。予約受け中!2940円


○移動の季節が近づき「ドキュメント2000」を一緒にした仲間からメールがはいった。活動記録として刊行した通称、銀本「社会とアートのえんむすび」もトランスアートからオンディマンドで再版されたし、何人かが新しい環境に身を転ずるという。集う名目に事欠かなくなってきたし、おめでたいはなしもあるし、久しぶりに集うことに速攻で決まる。問題は日程だ。幹事様塩梅よろしく。ペコリ。


○アーキグラムのカラーページの再校が全量届く。こちらはほぼ問題がない。しかし墨ページの進行が遅れている。まだ、1回転もしていないものある。赤字のキャッチボールを終えたものから、まだ、棒ゲラ(古い言葉かな)のままで、1回目の赤字が反映されていないページもある。さらにレイアウトが終わっていないページも。


あれれれ....、今日が本山かなと20時を廻ったころに思いはじめつつも、終電を気にしながら進めていた。しかし全くカタチになっていない手つかずに近いページがあることをはっきりと知り、腹をくくり夜な夜なお付き合いしないとならない日であることを悟る。


4日4時からの本紙・青焼きの出し戻し最終校正にモノが間に合わないことを避けるには、3日朝までにペ−ジを完成させ入校しないとならないのだ。


一端戻してから時間が経つ。いまだゲラはデザイナーのところで加工中。4時を廻ったところ。出はじめてから2回転はさせて入校しないと4日の最終が大変なことになる。編集・デザインチームの不眠不休の作業がカタチになるまでの間、お留守番の僕は2日分の日記を書きながら一人待っている。朝までを後半45分とすれば、4日はロスタイムのようなもの。できることは限られている。今日が頑張れる最後の日なのだ。そんなワケでピンチヒッターの僕は久しぶりの館での徹夜。
担当者が戻る4日4時、再びバトンを渡し返せば留守中の代打のお役は御免。そのためにも、全量キッチリ耳をそろえて出しておかないと....ね。


4時30分:お、届き始めた。ありゃ〜!まだ、訂正前のものが動いている。急ぎ戻す。
5時10分:夏場なら夜が明けるころ。外が暗いと焦らなくてすむ。待機中。しばらくして、動きがあってバタバタ。数時間前に予約したホテルもキャンセル。作業を続ける。
7時40分:一端、全て投げ返す。この後の動きの確認、連絡待ち。差し込む朝日が眩しい。
8時20分:10時再開として一端幕。なが〜い夜だったな。

Posted by 森司 at 03:45 | 雑記帳

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救命病棟0219 from Art in Meditation
トラックバック時刻: 2005年03月04日 13:51











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