八甲田近くの標高900メールの宿から下山し、ACAC経由で青森県立近代美術館に向かう。
「アレコホール」で始まり、「アレコホール」での宴会(お酒はないけど、蝦蛄や蟹とリンゴもでました)ランチを経て、「アレコホール」で終わった5場面5話の芝居、延べ4時間30分。休憩を含むと計6時間の県民参加のお芝居「津軽」を見る。県民参加、中でも高校生達の熱演が光る。彼らの人生も文化施設の誕生とともに、何らかの変化を受けることになるかも知れない。たぶんなると思うけど、美術館という建物が出来たことが遠因で企画されたプログラムは機能する。文化を象徴する文化施設が存在することでキッカケが生まれ、影響を及ぼす事例がまた誕生することだろう。ハードができるとソフトが欲しくなる。ハードはコンペを経て委託された建築家、青木淳が設計した秀逸な建物が、竣工を終えて開館を待っている。弘前劇場を主宰する劇作家、長谷川孝治は、そのソフトを担う一人となり彼の責任は重くなった。良い仕事を期待しています。「津軽」の公演はあと2回、10日、11日。1回200席ほどのハズ。
太宰役を務めた「山田モモジ」(確か改名し、モモジが正式名称になったのだよね)は、ますます魅力的な良い役者(顔)になってきた(でしょ)。
弘前劇場の役者さん「山田ももじ」
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観劇後、最終便までは時間があるため、「津軽」を書いた長谷川孝治さんらと一席。時間に追われるようにして皆でタクシーで空港に。機上の人になった途端、熟睡。長谷川さん的に書くと、「ドスン」で目を覚ます。遅れての到着。最終の特急を逃し、各駅停車で深夜帰宅する。