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MORI channel|水戸芸術館現代美術センター学芸員・森司によるブログ。学芸員の日常や最新のアートニュースを伝えます。
2006.10.28

一本の注射

8月末に作業中、右膝部分をいためた。そのうち直るだろうとその軽い痛みを気にしながら放置していたら、いつの間に歩行も下手になり階段の下りは勘弁してくれて、上りもきつい、そんな右足の男になってしまっていた。近くの整形外科に行ってみたが気休めにもならない診断を受けさっさと辞し、評判の整体治療師のもとに2回。左右の足が4センチずれているといわれて骨盤のゆがみを直してもらい、軽くなったものの、ちょっとまたきつくなったので再び訪れで鍼を打つ。確かに軽くなったものの痛い場所はそのまま、歩行の不安があるのでぎこちないまま。
こうなったらお世話になっている知り合いのスポーツをする人が言っていた愛知にあるスポーツ医療センター(そんなような名称のところ)に行くしかないかもと、芸術館のスタッフとランチをしながら話をしていたら、なんと水戸にも腕のたつ整形外科がある!とのこと。やっとめぐり合ったか、重要情報にと歓喜。連絡先をしっかりと受け取る。

それを聞いた翌日の今日、お休みなので取り急ぎ朝一番で診察に行く。あっという間に確信感ある診断。実力のある医師はすばらしい。躊躇せず膝裏の筋肉に注射を1本。すっかりそれで楽になり、階段の上り下りも見た目にもスムーズになった。
先生曰く、「ここ(僕のところ)に来てよかった。」それは僕のセリフです。

明日から上海・釜山・光州・ソウルと展覧会の調査に出かけるが、滑り込みセーフ。どうやら膝に爆弾を抱えた不安を解消して行かれそう。戻ったら再診を受けに行くことになっている。そんな必要がいらないほどに完治していたらいいが、しばらくはもってほしいと正直願っている。

手すりのありがたさ、エレベータやエスカレータのありがたさを知った数十日間だった。

朗報
欲しいと思っていて、いったん無理となったものが、僕のところに回わせる旨の連絡が入る。いちもにもなくお願いする。
足(膝)の事といい、ちょっとうれしいコトが続いた。そんな日もあっていい。感謝。

Posted by 森司 at 19:39 | 雑記帳











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