北陸新幹線福井・敦賀開業を記念して、戦乱の世にありながらも花開いた朝倉氏の文化享受の輝きを3期にわたり紹介します。
第二弾となる本展は、戦国大名の武威について、権力の象徴物であった馬・鷹に注目し、朝倉氏の家格向上の歴史にスポットをあててご紹介します。外交の場で、贈答品としてしばしば用いられた馬・鷹が、戦国大名にとってどのような意味をもっていたのかについて、武威の暗喩が込められた絵画資料等を展示します。このような文化摂取が戦国大名としての権威・威光を誇示する効果があったことを取り上げながら、朝倉氏が武力によらず文化の力によって、いかに「武威」を獲得し知らしめようとしていたのかを紹介します。