四季の移り変わりにより気候が大きく異なる日本において古来、春夏秋冬の季節を彩る情景は美術や文学の重要なテーマとされてきました。日本画では掛軸や屏風などを季節ごとに変えて日常空間を彩り、そこに描かれた自然に心を沿わせる習慣があります。また文学では詩歌において季節の描写と心情を絡めて詠みこみ、特に俳句では「季語」という約束ごとを通じて、より季節感が発揮されています。
本展覧会では2017年に開催した「自然を写す 心を映す~日本画から一句~」に続き、季語を主題としたり歳時を描いたりした収蔵作品を展示するとともに、それぞれ作品にふさわしい俳句を併せてご紹介します。
日本画で表現された情景と添わせた俳句により、絵画と言葉が響きあう鑑賞をどうぞお楽しみください。