青根九江(1805~54)は、彦根城下の商家に生まれ、京に出て、人気の文人画家、山本梅逸の門で学び、同地で活躍した絵師です。中国の明清画の画風を採り入れた華やかな花鳥画を得意とし、京の著名人名録『平安人物志』にも名を連ねました。本展は、九江の画業を通覧する初めての展覧会です。