1930(昭和 5)年に設立された大原美術館は、実業家大原孫三郎(おおはら・まごさぶろう、1880-1943)の支援の下に洋画家児島虎次郎(こじま・とらじろう、1881-1929)が収集した、近代を中核とする西洋美術作品を出発点としています。その後、コレクションは西洋の現代美術、日本の近現代美術、民藝運動ゆかりの作家たちの作品へと範囲を拡大していきますが、その中核となるのは、やはり、19 世紀後半から 20 世紀前半の近代美術であることは間違いありません。本展覧会は、次の手法によってこれらの近代美術を再検討しようという試みです。
ー1ー 大原美術館独自の近代美術再検討
ー2ー 文化交流の視点に沿った新たな展示
ー3ー 作品と資料による時代相の再現
[公式サイトより]