奈義町現代美術館では「開館30周年記念/森の芸術祭特別連携事業」の一環として、『太田三郎:OTA Saburo 1994-2024』を開催します。
太田三郎は、自作のオリジナル切手をモチーフにした作品制作し、空間全体を作品化するインスタレーションや一般参加型のワークショップや展覧会も多数手がけるなど精力的な活動を展開しており、その豊富なキャリアと実績から国内を代表する現代美術家の一人とされています。太田が一貫して創造していく独特でユニークな切手作品のモチーフは、雑草の種子や日常品等、氏のフィルターをとおすことで創出された世界観は、美に着目した視点として観る者に新鮮で、考えることの楽しさや、感受性の持つ生々しさ等の意味を改めて深く示唆してくれるものです。
本展は、太田が1994年から東京から県北・津山市に移住してから30年目を迎え、当美術館も30年の節目の年となることを記念して、当時から今年秋に開催する「森の芸術祭 晴れの国・岡山」参加までの流れの中で主なアートワークを辿っていく展覧会となります。[美術館サイトより]