本展では、彫刻家・本郷新(1905~80年)が生まれ育った北海道において、立体造形、写真、アニメーション、詩などさまざまな分野で活動している作家に依頼し、各自がセレクトした本郷新の作品や精神に関連した新作を展開してもらいます。
それは単に現代作家に宿っている本郷新からの影響を示すのではなく、現代作家が本郷新という過去の作家を現代的な視点で見つめ直す試みであり、現在と過去の垣根を超えた対話です。彫刻の普遍的な美を語り、公共空間に裸体像を設置し、平和への想いを訴えた本郷に対する現代作家たちからの応答、そして双方の作品の響き合いをお楽しみください。[美術館サイトより]