初代広重と二代広重が手掛けた『絵本江戸土産』は、全10編からなる江戸の名所、名店、名物を案内する絵本です。江戸のガイドブックさながらの本書は、広重晩年の代表作「名所江戸百景」の下絵になったとも考えられています。本展では、『絵本江戸土産』と名所絵から江戸の観光スポットをご紹介すると共に、江戸で生きた人々の文化や営みに触れていきます。