東京都指定有形文化財「百段階段」は、ホテル雅叙園東京の前身 目黒雅叙園の3号館として1935(昭和10)年に完成しました。かつて晴れやかな宴が行われた7つの宴会場を、99段の長い階段廊下が繋いでおり、ホテル内に当時のまま残る唯一の木造建築です。
 今回は、建築としての魅力を存分にご堪能いただける企画として、ありのままの建物を公開。美術や建具など細部にまでこだわった往時の手仕事を間近にご覧いただくとともに、「昭和の竜宮城」と称された旧目黒雅叙園のエピソードもご紹介いたします。