きらめく都市の夜景を丸シールにより点描する注目の若手現代美術家・大村雪乃の作品が姫路へ―。

「光」として捉えられた丸シール。それらは本来の文房具としての役割を超越しユニークなアート作品を生み出すツールとなり、私たちに美しい夜景を、その一つ一つの灯りにある物語を想像させ届けてくれます。作品を鑑賞する位置により生まれる現実と、まるで写真であるかのような「リアルな虚構」に私たちは夢中となり、作品へ近づいたり遠ざかったり―この没入感こそが大村雪乃の魔法、「シールアート」の世界です。

本展では代表的な夜景作品のほか、全国の街の景色、自然風景、花などの近作・新作を含めた作品約70点を紹介。会期中には当館の風景をテーマに、参加者が一緒につくり上げる大型作品も展示します。