阪神淡路大震災、東日本大震災、そして今年1月に発生した能登半島地震。震災は私たちから容赦なく多くのものを奪い、大きな悲しみや苦しみの中で私たちは復興活動を続けている。今回、文化財レスキューをテーマとするシンポジウムに合わせた企画展を開催し、当館が収蔵する地域の伝統工芸作品や地域の作家たちの作品にスポットをあてる。私たちの傍にはこんなにも大切なものがあふれていることに気づき、見つめ、大切にしていくことが真の心の復興であり、本展を通してこころのふるさと、こころのよりどころを再発見していく「もう一つの復興のかたち」を提唱する。

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【同時開催シンポジウム】
「こころのインフラ」を守る 私たちができることーふるさとの文化財を災害から救うためにー

文化財防災センター センター長による基調講演と、震災の現場で文化財の保護にかかわってきたパネラーによるディスカッションを行い、市民の方々に文化財レスキューを知り 、考えるきっかけを作るシンポジウム。

日時:2024年10月20日(日)13:30~15:30(13:00開場)
会場:高岡市生涯学習センター4階(ホール)

※シンポジウムに参加ご希望の方は、下記申し込みフォームよりお申し込み下さい。
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSd8MPsbZUjpOw0rYjTo-NI4IfZNnaZ6wnWZCt0Q8qf7irTcwg/viewform?usp=sf_link
(当日は席に余裕があれば、申込なしでもご参加いただけます。)

〇13:30~【基調講演】「文化財の防災と災害復興」(40分)
講師/髙妻 洋成(国立文化財機構文化財防災センター センター長)

〇14:30~【パネルディスカッション】(60分)
コーディネーター/村上 隆(高岡市美術館 館長)

パネリスト(50音順)/
石村 智
(国立文化財機構東京文化財研究所無形文化遺産部 部長)
奥村 弘
(神戸大学理事・副学長、歴史資料ネットワーク 代表委員)
貝塚 健
(千葉県立美術館 館長、全国美術館会議災害対策委員会 副委員長)
髙妻 洋成