このたび福島県では、第8回福島県障がい者芸術作品展「きになる⇆ひょうげん2024」を開催いたします。

今年で8回目となる本公募展は、「きになる」をひとつの基準に実施しております。

タイトルにある、「きになる」と「ひょうげん」のあいだにある「⇆」は、作る人、支える人、見つける人など、さまざまな関係性を表しています。作者の方、ご家族、学校の先生、福祉施設の方など、誰かの「きになる」から矢印がつながり、この場に集まりました。

「きになる」という気持ちには、さまざまなかたちのものがあります。そんな「きになる」気持ちを込めた表現には、見る人もなにか気になってしまう力があると思います。この作品展に来ていただいた皆さまにも、作品を通してきになる何かを見つけていただければ幸いです。

そして本展を通して、作者のことやどのように作品が生まれたのかを想像することで、「障がい」について改めて考えるきっかけになり、誰かと共有できる場になることを願います。

※新潟・福島・山形の3県は障がい者芸術活動推進に向けて連携して活動しております。本展でも新潟、山形で生まれた「きになる」作品を紹介いたします。 


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[受賞作品について]

会期初日である11月23日に会場およびホームページにて発表します。

  
[イベント]

・ギャラリートーク
日時:2024年11月23日(土)15:00〜15:30  ※予約不要
会場:はじまりの美術館(福島県耶麻郡猪苗代町新町4873)
第8回福島県障がい者芸術作品展「きになる⇆ひょうげん2024」の関連イベントとして、会期初日にギャラリートークを開催いたします。きになる⇆ひょうげん企画担当者(はじまりの美術館スタッフ)が、展覧会の概要や受賞作品を中心にご紹介いたします。ぜひみなさんもきになるひょうげんを見つけてみてください。

・トークイベント「きになるリベルテの取り組み」
日時:2024年12月7日(日)17:30〜19:00 (オンライン開催)
ゲスト:武捨和貴(NPO法人リベルテ理事長) 
聞き手:小林竜也(はじまりの美術館)
長野県上田市で活動するNPO法人リベルテは、事業所内でのユニークな取り組みにとどまらず、地域の方々ともさまざまな活動を広げています。今回はNPO法人リベルテの理事長・2武捨さんをお招きし、リベルテのことや地域での取り組みについてお話いただきます。

・きになる表現者たちの座談会
日時:2025年1月18日(土)13:30〜15:00 
聞き手:武田 和恵(やまがたアートサポートセンターら・ら・ら)
定員:10名(要予約)
応募者の方を中心に参加者を募り座談会を開催します。
ゲストに、やまがたアートサポートセンターら・ら・らの武田さんをお招きします。山形県の取り組みなども紹介いただきつつ、表現や制作についての相談や悩みなどを語り合う時間になればと思います。

・トークイベント「きになる”審査員の見方”」
日時:2025年1月18日(土)19:00〜21:00 (オンライン開催)
登壇:日比野克彦、川延安直、川内有緒、岡部兼芳
4名の審査員の方々に今回の応募作品のエピソードや受賞作品、各審査員賞の作品について、それぞれ今年きになったことを審査講評を交えてお話いただきます。

・表彰式、受賞者トーク
日時:2025年1月19日(日)15:00〜16:00