社会福祉法人安積愛育園で取り組む創作活動プロジェクト「unico(ウーニコ)」。たくさんの表現者の中から今回は、星 清美(ほし きよみ)さんをご紹介します。

星さんの作品の多くはクレヨンで力強く表現されています。何度も塗り重ねられた様子は、まるでクレヨンが画面からあふれだすようです。

モチーフの多くは「動物」。きりんや牛、鳥など、さまざまな生き物を描きます。近年は色彩を全面に塗り尽くすことも増え、何が描かれているか想像力をかきたてます。

本展のタイトル「きりんの首はどこまで伸びる?」は、星さんの描くきりんが紙の長さや大きさにあわせて変化することからイメージしました。「大きな紙を星さんにお渡しすると、どこまで首は伸びていくんだろう」という、スタッフの遊び心と、星さんののびやかに表現したい気持ちが重なるようです。

本展を通して、表現を楽しむこと、そして想像力を広げていくことを、星さんのクレヨンの草原を一緒に歩きながら、感じていただけると幸いです。