2024年11月05日掲載
レンズを通して観る浮世―広重の名所の「いま」を撮る
京都工芸繊維大学 美術工芸資料館
- 会期
- 2024年11月18日~2024年12月21日
カルーセル
広重が京や江戸のまちを活写してから2世紀近くを経たいま、京都も東京も大きく様変わりをしている。道路も建物も乗り物も、もちろん人びとの服装や行動も変わっている。祇園社や清水寺のような社寺はともかく、品川にしても滝野川にしても、もちろん霞ヶ関にしても当時の面影は残っていないようにみえる。広重が描いた名所のなかには、もはや名前を残すだけのようなところすらある。でも、ほんとうにそうだろうか。広重の品川とわれわれの品川には、じつは底流のように通じ合う「なにか」があるのではないだろうか。それを写し取ろうとしているカメラマンがいる。
今回の展覧会では、アメリカ人写真家ブエノ・アレックス氏が広重の描いた名所の「いま」を撮影した写真を展示して、本歌である広重作品がどのように現代によみがえっているのかをお楽しみいただきたいと思います。
◎関連企画
○ML(Museum&Library)連携シンポジウム
「レンズを通して観る浮世―広重の名所の「いま」を撮る」
日時:2024年11月23日(土)13:30~16:15(13:00開場)
会場:京都工芸繊維大学60周年記念館 1階記念ホール
講師:
ブエノ・アレックス氏(東京大学グローバル教育センター特任講師)
佐藤守弘氏(同志社大学文学部美学芸術学科教授)
並木誠士氏(本学美術工芸資料館長)
プログラム:
13:30 開始
開会挨拶・趣旨説明
並木 誠士(京都工芸繊維大学美術工芸資料館館長)
広重名所絵について
講演
1. 大判カメラを担いで広重を追いかける
ブエノ・アレックス (東京大学グローバル教育センター特任講師)
2. 歴史を並べる ―定点写真とリフォトグラフィ
佐藤 守弘 (同志社大学文学部美学芸術学科教授)
対談
ブエノ・アレックス、佐藤 守弘、並木 誠士
16:20 終了 (予定)
※シンポジウム終了後、美術工芸資料館、附属図書館の展示をご覧いただけます
- 展覧会名
- レンズを通して観る浮世―広重の名所の「いま」を撮る
- 分類
- 企画展
- 会場
- 京都工芸繊維大学 美術工芸資料館
- 会期
- 2024年11月18日~2024年12月21日 Googleカレンダーに登録
- 休館日
- 日・祝日(ただし11月23日(土祝)は開館します)
- 観覧料
- 一般200円、大学生150円、高校生以下無料
*大学コンソーシアム京都に加盟する大学の学生・院生は学生証の提示により無料
*身体障害者手帳、療育手帳、精神障害者保健福祉手帳、戦傷病者手帳または被爆者健康手帳をお持ちの方及び付添の方1名は無料(入館の際は、手帳の提示をお願いします) - 住所
-
606-8585 京都府京都市左京区松ヶ崎橋上町
- 公式サイト
- https://www.museum.kit.ac.jp/20241118.html
- お問合せ先
- 075-724-7924