表現工房では、2021年よりDNPプラザを拠点に、これまで11回の企画展を開催してきました。
それは、私たちDNPメディア・アートが培ってきた「表現技術」の発信と、共創により表現の実験を行い、表現者とともに新たな価値を生み出していくという活動でした。
今回はその締めくくりとして、これまでつくってきたものを5つの切り口でまとめ、展示します。

【究極のモノクロ表現】
デジタル画像処理とオフセット印刷の技術によって制作した、銀塩写真に匹敵する表現力をもったモノクロ写真プリントです。
出展写真家…大門美奈さん、内倉真一郎さん

【写真のレプリカ】
高度な複写撮影と高精細印刷の技術によって制作した、フィルム写真や写真の古典技法による作品のレプリカです。
出展写真家…河西美穂さん、内田琉翔さん

【紙と遊ぶ】
デジタル印刷の技術により実現した、写真印画紙や一般的なインクジェットプリントでは難しい、多彩な用紙を用いた写真プリントです。
出展写真家…土性愛美さん、原口はるかさん

【立体化する写真】
立体造形技術により実現した、平面にとどまらない立体的な写真作品です。
出展写真家…うつゆみこさん、HASEOさん

【写真集の写真展】
作品に触り、めくるという体験型写真展としての、写真集作品の展示です。
出展写真家…森谷修さん、上田優紀さん、渡邉肇さん

1階会場ではテーマ別の壁面に11人の写真家と制作した作品を展示し、地下1階会場ではこれまでの主催企画展を振り返るパネル展示と、映像の仕組みを理解できるピンホールカメラとゾートロープの体験展示を行います。