子午線(日本標準時子午線)は、西脇市を含めて、兵庫県内10市と県外2市を南北に貫いており、東経 135度と北緯35度が交差する西脇市は日本列島の中心にあたることから「日本のへそ」と呼ばれて親しまれています。
この「日本のへそ」を中心につくられた「日本へそ公園」内に、1984年に開館した当美術館では、子午線が通る地域で活躍する芸術家の代表作品を紹介する展覧会を「子午線上のアート」展と題して、2020年から始め、本展覧会で2回目となります。
今回は、豊岡市にアトリエを構えて創作活動を行う二人の作家、美藤圭による斬新なアイデアと創意に満ちた木彫作品と美藤まり奈による繊細で個性的な絵画作品を紹介します。また、西脇市からは、空間をまるごと使って紙や糸を巧みに用いて多彩な表現を展開するAYUMI ADACHIによるインスタレーション作品を展示します。
本展覧会を通じ、子午線上を拠点に活動を行う、個性も表現手法も異なるアーティストが創り出す多彩な世界の魅力に迫ります。