YOKOTA TOKYOでは、“Fragments 4 - human beings”展を開催いたします。
Fragmentsというテーマは、「表現」という言葉が生まれる以前の、人間による創造的行為に視点をおいたものです。これまで、雅陶堂ギャラリーでの「南西アメリカの彩色土器と祭儀品」(1979)にはじまり、「北アメリカ・インディアンのバードストーン」(1982)、「Pebble Tool」(2004)と、3回にわたり展覧会を開催してまいりました。
4回目となる本展は、「human beings=人間」をテーマに、人型をとった表現に焦点を当てた展示を行います。自然への畏敬、弔いの副葬品、祈り―人は何かの想いを託しながら、自身の似姿を表現してきました。社会が多様化した現代においても、芸術には「人であること」の表現が揺るぎなく根底に流れていることでしょう。
本展では、時代も地域も異なる紀元前の彫刻と、5名の現代作家による作品を交えなら、“human beings”という問いを投げかけます。