自筆原稿は、筆者の思考の軌跡や性格、時代背景、印刷や出版の過程など、雑誌や本といった出版物とはまた違う情報の宝庫です。
 当館が収蔵する武者小路実篤の直筆原稿300点余は、国文学研究資料館の近代文学者草稿デジタル化プロジェクトの一環として2箇年計画で画像データを公開します。公開を済ませた原稿を中心に、自筆原稿が持つ魅力を紹介する企画の第二弾となります。
 また、2025年は戦後80年の節目の年に当たることから、実篤の戦争観を特集するコーナーも設けます。