今年も京都国際写真祭Kyotographieの時期となりました。これに合わせ、便利堂コロタイプギャラリーでは、アートスペース京都LOAFとコラボレートした2会場連携企画として、「二つのレンズ:ハール父子が撮った日本の芸術家の肖像」と題した展覧会を開催いたします。当ギャラリーでは、父フランシス・ハールが1950年代の日本で撮影した日本人芸術家のポートレート〈1950年代の日本の芸術家〉を、LOAFでは息子トム・ハールが1971年にNYで撮影した日本人アーティストのポートレート〈1971年ニューヨークの日本人アーテイストたち〉を展観いたします。

ハンガリー写真家フランシス・ハール(1908-97)は、第2次世界大戦戦禍に追われ、運命の不思議な糸に手繰り寄せられるかのように欧州から日本に逃れると、戦前戦後を通して生涯日本文化を海外に発信する活動を続けました。
本展は彼が1956年秋に渡米する以前に取材した日本の芸術家13人の肖像写真(オリジナルヴィンテージプリント)を展観するものです。

撮影された芸術家:荒川豊蔵、伊藤道郎、河井寛次郎、川合玉堂、北大路魯山人、篠田桃紅、芹沢銈介、千 宗室、濱田庄司、棟方志功、森田子龍、柳 宗悦、横山大観


会期:2025年4月10日(木)~ 2025年5月31日(土)
(※LOAFは会期や時間が異なります:www.loaf-jp.com)
時間:10:00-12:00 / 13:00-17:00
休廊: 日曜日、祝日 
※ただしKYOTOGRAPHIE開催期間中の4月12日(土)~5月11日(日)は無休
場所:京都市中京区新町竹屋町下ル弁財天町302 便利堂コロタイプギャラリー
入場無料