2024年03月15日掲載
ここは未来のアーティストたちが眠る部屋となりえてきたか?—国立西洋美術館65年目の自問|現代美術家たちへの問いかけ
国立西洋美術館
- 会期
- 2024年03月12日~2024年05月12日
カルーセル
主として20世紀前半までの「西洋美術」だけを収蔵/保存/展示している国立西洋美術館には、いわゆる「現代美術」は存在しません。過去を生きた、遠き異邦の死者の作品群のみが収められているともいえます。けれども、1959(昭和34)年に松方コレクションを母体として開館した国立西洋美術館の成立前史の記憶を紐解いてみると、この美術館はむしろ、開館以後の時間を生きるアーティストらが所蔵品によって触発され、未来の芸術をつくってゆける刺激の場になってほしいという想いを託されながらに建ったということができます。しかしながら、国立西洋美術館がそうした「未来の芸術」を産み育てる土壌となりえてきたのかどうかは、これまで問われていません。
西欧に「美術館」という制度が本格的に誕生した時期とも重なる18世紀末、ドイツの作家ノヴァーリスは、こう書いていました。
展示室は未来の世界が眠る部屋である。──
未来の世界の歴史家、哲学者、そして芸術家はここに生まれ育ち──ここで自己形成し、この世界のために生きる。
国立西洋美術館は、そのような「未来の世界が眠る部屋」となってきたでしょうか。本展は、多様なアーティストたちにその問いを投げかけ、作品をつうじて応答していただくものとなります。[美術館サイトより]
- 展覧会名
- ここは未来のアーティストたちが眠る部屋となりえてきたか?—国立西洋美術館65年目の自問|現代美術家たちへの問いかけ
- 分類
- 企画展
- 会場
- 国立西洋美術館
- 会期
- 2024年03月12日~2024年05月12日 Googleカレンダーに登録
- 開館時間
- 9:30~17:30(金・土は9:30~20:00、入館は閉館の30分前まで)
- 休館日
- 月曜日、5/7(ただし、3/25、4/29 、4/30、5/6は開館)
- 観覧料
- 一般=2,000円
大学生=1,300円
高校生=1,000円
*中学生以下無料
*心身に障害のある方及び付添者1名は無料 - 住所
-
110-0007 東京都台東区上野公園7-7
- 公式サイト
- https://www.nmwa.go.jp/jp/exhibitions/2023revisiting.html
- お問合せ先
- TEL:050-5541-8600(ハローダイヤル)