2024年02月28日掲載
須田国太郎の芸術—三つのまなざし—
西宮市大谷記念美術館
- 会期
- 2024年03月02日~2024年04月21日
カルーセル
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《犬》東京国立近代美術館蔵 1950年
京都に生まれ幼少時から絵画に親しんだ須田は、「東洋と西洋では、なぜ絵画が異なる方向で発達を遂げたのか?」という疑問を解明するために、京都帝国大学及び同大学院で美学・美術史を学びました。大学院に在学中には「絵画の理論と技巧」を研究テーマとし、同時に関西美術院でデッサンを学んでいます。
1919年28歳で渡欧し、スペインのマドリッドを拠点にヨーロッパ各地を訪れ、ヴェネツィア派の色彩理論やバロック絵画の明暗法など西洋絵画の底流をなすリアリズムの表現に関心を持ち、探求しました。1923年に帰国して、日本独自の油彩画を生み出そうと制作に励み、1932年41歳の時に初個展を開催しました。これを契機として、ヨーロッパ留学中に交流のあった里見勝蔵や川口軌外の誘いにより1934年に独立美術協会会員となりました。これ以後須田は、同協会展を活動の舞台とし、意欲的な作品を発表していきます。骨太で生命感溢れる作品群には、会得した理論に裏付けされた風格さえ宿しています。
本展では、初期から晩年に至る須田の代表作を中心に展観し、加えて彼が滞欧中に画家としての視点で捉えた写真の数々や能・狂言に関する造詣の深さを表出したデッサン等も展示し、須田国太郎芸術の新たな魅力を検証いたします。
- 展覧会名
- 須田国太郎の芸術—三つのまなざし—
- 分類
- 企画展
- 会場
- 西宮市大谷記念美術館
- 会期
- 2024年03月02日~2024年04月21日 Googleカレンダーに登録
- 休館日
- 水曜日
- 観覧料
- 一般 1,200円
高大生 600円
小中生 400円 - 住所
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662-0952 兵庫県西宮市中浜町4-38
- 公式サイト
- http://otanimuseum.jp/index.html